b-01


レイは遠く血縁筋になるけれど一般的に他人
レイの父親が軍の技術部勤めていて
私のママが電子部品会社ILエレクトロニクスで
開発部の少しお偉いらしく
レイの父親と古くからの付き合いがあり加えて親戚筋と言うこともありで
レイを預かることになった
レイの父親はほぼL5に出向で連れて行ってもレイは一人になるのには
違いがないからこうなったらしいのだ。

でもママ
レイパパさん
曰く

レイと私が本当の兄妹になってたかもしれないなあ
などと笑っていたのは、なんだか良く分からない
そしてレイのパパはL5から帰ると家に泊まっていた。

L3は母子家庭、と言うか父親が一緒の家の方が少ない
レイのパパが来ると私も父親が居る気分を味わえた

私は父親のことは良く知らない、8コロニーに居るらしいのだが
ここ球形コロニーモーティブル339は
軍、教育、研究やトップ技術製品製造企業など
国の技術系の最先端が寄り集まっている
他コロニーからの移住は敷居が高い
ママの筋や、他のママの権利で父も敷居は高くないはずだけれど
居心地悪いのか父はここに住もうとしない
だから記憶がある内の父親の記憶は少ない
今、私には姉妹が正確に何人いるか分からない

今のL3でこのような状態は別に普通な姿になっている
極端に男性の人口が少ない
色々あるが
生まれる子供もほぼ女児しか生まれないからでもある
原因は諸説言われいるがL-3が特異な技術実験を過去から
野放図にやってきた事にあるのではないかと
言われているのが一般的
その遥か昔話”太古”が引き合いにでる
まだまだ色々な事の早期時期に
無線家の子供はいい確率女の子で男の子は生まれにくい
事実、強電波を扱う場所にいる人の子供は女の子。男の子は少ない
などというオカルト話を実しやかにいわれて時期もあったらしい
この事を引き合いに囁かれたりしているが
事実は良くわからない
ただ戦争時失った人が多いのが今の状況を加速させたのは事実。

レイが家を出る前日に、レイが家を出ることと別の


私が漏らしたもう一つの不安が、飛び級の試験を受けたキッカケだったけれど
レイの居ない不安より、年上の中に飛び込む不安の方が小さかった
それはスライドで上がる者ばかりなので
全く顔も見たこと無い人物ばかりと言うわけではないので。
しかし現実は何か違う世界に迷い込んだような気分
レイが家を出る前日の事をぼんやりと思い出していた。

(#注、上記、無線家のクダリの所は無線家様、
他文章中の関係者職業等の方々ただのフィクション中の
表現で他意はありませんので誤解無きようお願いします
笑って流してくださいませ)

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